原油安予想的中のアンデュラン氏、相場は年後半上昇へ-ガスも注視

原油価格の下落を的確に予測したヘッジファンド運用者ピエール・アンデュラン氏は、価格が下期(7-12月)に上昇するとの見方を示した。

  アンデュラン・キャピタル・マネジメント(ロンドン)の最高投資責任者(CIO)を務めるアンデュラン氏は今月、投資家宛てに送付したニュースレターで「原油価格の下落局面はその大半が過ぎ去った。当社の需給分析に基づけば、在庫水準が安定するのに伴い原油価格は年末までに上昇する見通しだ」と指摘した。

ピエール・アンデュラン氏

  米国の原油在庫が膨らみ、経済制裁解除でイランからの輸出が増加する中、世界的な供給過剰が長引くとの観測が広がり、原油価格は今年に入って約14%下落している。同ニュースレターによれば、「アンデュラン・コモディティーズ・ファンド」(運用資産6億9500万ドル=約790億円)の1月の運用成績はプラス5.2%。1月前半の原油価格下落、後半の上昇を見込んだ投資が奏功した。

  同社の広報担当者はコメントを控えた。

  アンデュラン氏は1月にブルームバーグ・テレビジョンのインタビューで、原油価格は今年、1バレル=50ドル、2017年には70ドルに上昇する可能性が高いとの見通しを示していた。同ヘッジファンドの15年の運用成績はプラス4.1%、14年は同38%。

  アンデュラン氏は今月のニュースレターで、「適切な時期にポジションをとる」ために米北東部のガス生産をモニターしていると説明。米国の液化天然ガス(LNG)輸出が始まる中、同国の天然ガス生産は減少し、相場を支えると同ファンドが予想していることを明らかにした。シェール企業の破綻もガス生産の減少につながる可能性があるとみている。

原題:Andurand Predicts Oil Price Rise in Second Half, May Turn to Gas(抜粋)

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