欧州銀のストレステスト、今年は不合格の判定なし-危機脱したはず

欧州の大手銀行は今年ストレステスト(健全性審査)を受ける。欧州連合(EU)のリセッション(景気後退)や主要新興市場での衝撃、不動産と商品の値下がりを想定し、この逆風シナリオ下での耐久力が審査される。ただし、不合格になることはあり得ない。

  欧州銀行監督機構(EBA)の24日の発表によると、自己資本比率の合格ラインは設定されず、合格不合格の判定はない。域内銀行が金融危機を脱したためと説明している。欧州中央銀行(ECB)やイングランド銀行(英中銀)など監督当局が、年次審査でストレステスト結果を考慮する。

  EBAによれば、逆風シナリオはEUが今年と来年リセッションに陥り2018年は低成長にとどまることを想定。また中国の今年の成長率3.4%やロシアとブラジルのそれぞれ8.1%と5.9%のマイナス成長も織り込む。原油価格については今年が基本シナリオの1バレル=54ドル程度よりも48%前後安く、17年と18年は基本シナリオから約44%低い水準を想定。住宅価格は全体で6%下落、追加で全EU加盟国を対象に7.5%の衝撃を加えることなどを条件とする。

原題:Banks Can’t Fail as Europe Rolls Out Post-Crisis Stress Test (1)(抜粋)

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