アルゼンチン、債務問題の決着でヘッジファンドと合意に近づく

  • ファンド側の弁護士が米連邦高裁の判事に伝える
  • 国際金融市場への復帰に向けてさらに前進

アルゼンチンはポール・シンガー氏率いるエリオット・マネジメントなど同国の債務再編を拒否した主要なヘッジファンドと問題の決着で合意に近づいている。これらファンドの弁護士が米連邦高裁判事らに伝えた。50億ドル(約5600億円)規模の取引になるという。デフォルト(債務不履行)から15年経過し、アルゼンチンは国際金融市場への復帰を目指してさらに前進した。

  エリオットやアウレリウス・キャピタル・マネジメントなど「ホールドアウト」債権者と呼ばれる投資家の弁護士を務めるマシュー・マギル氏は24日、マンハッタンで高裁判事のパネルに対し、「合意が極めて近い」と述べ、双方は「経済的条件」で一致したが和解に調印する前にまだ取り組む必要のある追加条項があると説明。同氏はその後、和解を「50億ドルの取引」と表現した。

  債務再編に応じた国債保有者への利払いを阻止する差し止め命令を出していた米連邦地裁のトーマス・グリーサ判事は19日、アルゼンチンでホールドアウトへの支払いを阻止する法律が撤廃され、2月29日までに和解に応じる債券保有者に対し支払いが実行されれば、差し止め命令は自動的に解除されると説明した。しかし、連邦高裁は同判事に対し、差し止め命令を正式に取り下げる前に投資家の主張を検討するよう命じた。

  アルゼンチンの財務省当局者は、ホールドアウト債権者との合意があれば、仲裁人ダニエル・ポラック氏を通じて発表されると説明している。

  ポラック氏は、マギル氏が今回の開示で「当事者間の協議に関する守秘義務に違反した」と批判した。

原題:Argentina Nears $5 Billion Accord With Major Bond Holdouts (2)(抜粋)

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