PIMCOのアドバイザー:新興国資産は「10年に1度の取引」に

  • リサーチ・アフィリエーツもブラックロックなどに同調し強気陣営に
  • PIMCOオール・アセットの新興国証券比率は35%-昨年末時点

大手資産運用会社、米パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)の副アドバイザー、リサーチ・アフィリエーツによると、新興国市場の資産は極めて割安なため「10年に1度の取引」になる可能性がある。

  3年にわたり低迷した新興国市場をめぐっては、ブラックロックやフランクリン・テンプルトン、ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントが強気に転じており、リサーチ・アフィリエーツも同調した。同社最高投資責任者(CIO)のクリストファー・ブライトマン氏は、「新興国市場からの大流出は絶好のチャンスであり、長期投資家にとっては10年に1度の取引になる可能性がかなり高い」と指摘。「われわれは新興国の株・債券のポジションに自信を強めている」と付け加えた。同氏のコメントはPIMCOのウェブサイトに24日掲載された。

  ブライトマン氏によると、昨年末時点の新興国証券組み入れ比率は「PIMCOオール・アセット・ファンド」で35%、「PIMCOオール・アセット・オール・オーソリティー」で39%。両ファンドはリサーチ・アフィリエーツの共同創業者ロッド・アーノット氏が運用しており、ブルームバーグのデータによれば1月末時点の運用資産合計は約290億ドル(約3兆2500億円)。

  ブライトマン氏は新興国株について、MSCIのベンチマーク指数が過去3年で30%下落した後だけに「極めて割安だ」と述べ、景気循環の影響を加味して調整した株価収益率(PER)であるシラーPERが1月に10倍に低下した点に言及。過去25年で10倍を割り込んだのは6回しかなく、その後5年の株価上昇率は平均で188%に上ったと指摘した。
  

原題:Pimco Adviser Sees ‘The Trade of a Decade’ in Emerging Markets(抜粋)

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