きょうの国内市況(2月25日):株式、債券、為替市場

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●日本株は反発、原油高や円高一服、政策期待-内需中心に全33業種上げ

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  東京株式相場は3日ぶり反発。原油高や為替の円高一服を受けたリスク回避姿勢の後退、国内補正予算への期待などから、建設や陸運、電気・ガスなど内需中心に幅広く買われた。マイナス金利による恩恵期待も後押しとなり、その他金融や不動産も高い。建設は東証1部業種別上昇率1位。

  TOPIXの終値は前日比23.01ポイント(1.8%)高の1307.54、日経平均株価は224円55銭(1.4%)高の1万6140円34銭。

  明治安田アセットマネジメントの小泉治執行役員は「米国のリセッション入りを前回安値でかなりの程度織り込んだが、さすがにやりすぎた。米国経済はそのようなひどい状況ではない」と指摘。相場の先行きには悲観も楽観もしていないとした上で、「補正はやらざるを得ないことだったが、実際に動きとして出てくれば現在のような金融混乱の中では安心感があり、株にも好影響を与える」と述べた。

  東証1部の業種別33指数は全て高く、建設、その他金融、電気・ガス、保険、不動産、非鉄金属、金属製品、陸運、鉄鋼、ガラス・土石が上昇率上位。東証1部売買高は概算23億9860万株、売買代金は同2兆3885億円。値上がり銘柄数は1680、値下がりは209。

  売買代金上位ではソフトバンクグループ、三井住友フィナンシャルグループ、パナソニック、オリックス、東京電力が高く、野村証券が業績予想を増額した大林組、鹿島の上げが目立つ。臨時取締役会で支援の受け入れ先を台湾の鴻海精密工業に決定したシャープは、鴻海に割り当てる第三者増資を実施することで急落。

●長期・超長期金利が過去最低更新、好調な2年債入札結果が追い風

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  債券市場では、長期と超長期金利が過去最低を連日更新。日本銀行によるマイナス金利政策導入を背景に、金利がプラス圏にある債券を買う動きが活発化。この日の2年債入札結果が良好だったことも相場の追い風となった。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の341回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値と横ばいのマイナス0.055%で開始後、いったんは1.5ベーシスポイント(bp)高いマイナス0.04%まで上昇した。その後は、超長期債利回りの低下に連れて、水準を切り下げ、午後に入るとマイナス0.065%まで下げ、過去最低を更新した。

  みずほ証券の丹治倫敦シニア債券ストラテジストは、「超長期ゾーン主導の金利低下でブルフラット(平たん)化している。ただでさえ月末にかけては投資家による年限長期化の動きで需給がタイト化しやすいうえ、入札はもう終わり、日銀オペはまだある。流動性の低さが拍車を掛けている面はあるが、海外市場と比べてもフラット化が行き過ぎているとは言えない。短期的には月末まではタイト化、ブルフラット化が進みやすい」と述べた。

  超長期債相場では、新発20年物の155回債利回りが5.5bp低い0.545%、新発30年物の49回債利回りが7.5bp低い0.84%、新発40年物8回債利回りが6bp低い0.975%と、いずれも過去最低を更新している。

  長期国債先物市場で中心限月3月物は、前日比横ばいの151円98銭で始まった後、いったん20銭安の151円78銭まで下落した。その後は、買いが優勢となり、午後の取引終盤にかけては、一時8銭高の152円06銭まで上昇し、日中取引ベースで12日以来の高値を付けた。結局は5銭高の152円03銭と152円台を回復して引けた。

  財務省が発表した表面利率0.1%の2年利付国債(362回債)の入札結果によると、最高落札利回りがマイナス0.176%と、前回に続いて過去最低を更新。最低落札価格は100円55銭5厘と市場予想の100円55銭を上回った。平均落札利回りもマイナス0.183%と、前回に続いて最低更新。テール(最低と平均落札価格の差)は1銭5厘と2009年12月以来の水準に拡大した。投資家需要の強弱を反映する応札倍率は4.34倍と、前回の4.84倍から低下した。

●円が下落、原油反発や日米株高でリスク回避弱まる-G20に期待も

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  東京外国為替市場では円が下落し、対ドルで一時1ドル=112円台後半まで水準を切り下げた。前日の米国市場で原油先物相場が反発したのを受けて、日米の株価が上昇したことから、リスク回避に伴う円買い圧力が緩和した。

  午後3時34分現在のドル・円相場は112円27銭付近。円は朝方に111円90銭まで水準を切り上げた後、午後には下げ幅を拡大する展開となり、一時は112円63銭と2営業日ぶりの安値を付ける場面があった。前日の海外市場では一時111円04銭と11日以来の円高値を付けていた。

  ロイヤル・バンク・オブ・スコットランドの平野淳外国為替営業部長は、原油相場の戻しや日経平均株価の上昇を受けて、ドル・円のショートカバーが進んでいるとした上で、「市場はまだショートになっているため、欧米市場の状況次第では、さらに上昇する余地はある」と指摘。テクニカル的にもローソク足で下ひげの長い陽線が前日に出現し、「反発しやすい形となっている」と言い、「まずは113円ちょうどや113円50銭を回復できるかが焦点」とみる。

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