米ダラス連銀総裁:FOMCは政策措置の検討に時間かけられる

  • 最近のインフレ統計は励みになる-カプラン総裁
  • 金融市場の混乱の影響を辛抱強く判断するべきだ

米ダラス連銀のカプラン総裁は24日、最近のインフレ統計は励みになるとしながらも、次回の利上げ時期の決定をめぐる金融市場の混乱の影響の判断は辛抱強く行うべきだとの見解を示した。

  同総裁はダラスのイベントで講演後に記者団に対し、「現在ある利点の1つは時間だ。私はもっと時間をかけたいと思う」と語った。

  この発言を受けて3月15、16両日に開かれる次回連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げは見送られるとの投資家の見方が強まりそうだ。金融当局者らは、世界経済の成長鈍化を米経済がどのように乗り切るかを見極めたい考えだ。

  フェデラルファンド(FF)金利先物市場の動向を見ると、投資家が織り込む3月利上げの確率は約8%となっている。

  FOMC参加者は3月の会合で最新の経済見通しや政策金利予測を提出する。昨年12月の金利予測では、2016年の利上げが4回と見込まれていた。カプラン総裁は昨年12月以降、自分の見通しは悪化したことを示唆。「私の提出する予測に多少の鈍化や若干の道筋修正があっても驚くに当たらない。幾分変化が見られるだろう」と語った。同総裁は17年までFOMC投票権を持たない。

  カプラン総裁は、高い伸びを示した1月の消費者物価コア指数など米経済指標は心強い材料だと述べた。この日、同総裁に先立ち、リッチモンド連銀のラッカー総裁も同様の見解を示していた。

原題:Fed’s Kaplan Says FOMC Can Take Its Time to Weigh Policy Move(抜粋)

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