米国株:上昇、午後に入り反転-エネルギーやテクノロジーが高い

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24日の米株式相場は上昇。主要株価指数は朝から軟調な展開が続いていたが、原油相場が上げに転じたことを受けてテクノロジーや商品株を中心に幅広く買いが入り、上昇に転じた。

  ナスダック総合指数は前日比0.9%高の4542.61。アップルやフェイスブックの上げが目立った。S&P500種株価指数は0.4%上昇し1929.80。一時1.6%安まで下げる場面もあった。ダウ工業株30種平均は53.21ドル(0.3%)高の16484.99ドル。

  レコン・キャピタル・パートナーズの最高投資責任者(CIO)、 ケビン・ケリー氏は「原油相場が上げに転じ、それが株式相場の上昇加速につながった」と分析。「誰もが市場の方向性を見極めようとしている状況のようだ。日中の取引でも上げ下げするように、今後も相場のボラティリティは続く。特に新しいことではない」と述べた。

  ニューヨーク原油先物市場ではウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物が一時4%安となったが、最終的に0.9%高で終了した。

  S&P500種は2月初めからは0.5%下落しており、このままいけば月間ベースで3カ月続落となる。これは過去4年余りで最長の連続安。

  ゴールドマン・サックス・グループの株式ストラテジストらは23日付のリポートで、最近の反発局面はファンダメンタルズに対する自信の強まりというよりは、ポジション取りやショートカバーを反映したものだと指摘。バリュエーションは低下してきているものの、過去との比較では依然高い水準にあり、株価を大幅に押し上げるためにはさらに低下する必要があると記した。

  一方でカナコード・ジェニュイティの株式ストラテジスト、トニー・ドワイヤー氏はより強気な見方を示しており、16年末のS&P500種の目標を2175で据え置いた。同氏は顧客リポートで「金融、情報技術、一般消費財のセクターを引き続きオーバーウエートにしており、アンダーウエートにするセクターがあるとすれば公益と電気通信サービスだろう」と指摘。その上で、「向こう数日から数週間にさらに動きが荒れることは十分予想されるが、当社としては現在の水準からの短期的なリスクよりも中期的な好機を引き続き重視している」と記した。

  この日発表された経済指標では、1月の米新築住宅販売が市場の予想以上に減少した。西部での販売が2010年5月以来の大幅な落ち込みとなった。

  ペンション・パートナーズ(ニューヨーク)の調査ディレクター、 チャーリー・ビレロ氏は、「大きな疑問は米経済がリセッション(景気後退)に陥るのかどうかだが、私の考えではその答えはまだ出ていない」とし、「疑問が残っている状況は、ボラティリティの継続につながる。ボラティリティは上方向にも下方向にもなる」と続けた。

  S&P500種の業種別10指数では9指数が上昇。素材やエネルギー、情報技術の指数が特に上げた。

原題:U.S. Stocks Rise as Energy, Tech Shares Pace Late-Day Turnaround(抜粋)

(第2段および5段落以降を追加し、更新します.)
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