欧州株:ストックス600続落、資源銘柄が安い-世界経済めぐる懸念で

24日の欧州株式市場では指標のストックス欧州600指数が続落。原油相場がほぼ終日軟調に推移し、これを受けて世界経済をめぐる懸念が強まった。

  資源銘柄の下げが目立ち、2営業日の下落率は9.5%と、昨年8月以来の大きさとなった。英BPと英豪系BHPビリトンが大幅安。ノルウェーのスタトイルと英蘭系ロイヤル・ダッチ・シェルを中心にエネルギー銘柄も下げた。サウジアラビアとロシアが提案した原油生産の現状維持について、イランのザンギャネ石油相が「話にならない」と前日発言したことが背景にある。自動車銘柄と銀行株もこの日は値下がり。

  ストックス600指数は前日比2.3%安の320.23で終了。前日は1.2%下げており、この日は9日以来の大幅続落となった。同指数は1年ぶりの大幅高となった先週の流れを引き継ぎ、22日には3週間ぶり高値を付けていた。

  MPPM(独エップシュタイン)のギレルモ・ヘルナンデス・サンペレ氏は「先週の相場上昇を利用してキャッシュポジションを積み上げた。ボラティリティが向こう数日に落ち着くとはみていないためだ」と発言。「サウジが市場シェアをイランに与えるよりも、ただ同然で原油を供給するという事実が原油価格を抑え続けるだろう。これが市場への重しとなっている」と語った。

  ユーロ圏の株価下落に備えるオプションの価格を反映するVストックス指数は続伸し、年初来の上昇率は49%に達した。銀行株の急落が、世界経済や原油安をめぐる懸念をさらに悪化させ、今年に入ってからの欧州株は上昇基調に入れないでいる。

  個別銘柄では、決済処理サービスを手掛けるドイツのワイヤーカードが22%安と、構成銘柄の中で最大の値下がりとなった。同社がオンラインカジノへの米国の規制を逃れ、マネーロンダリング(資金洗浄)にも手を染めたとして、同社上級幹部と取締役らの責任を問うリポートを匿名のショートセラー(空売り投資家)が出したことが背景。ワイヤーカードはこれを「中傷だ」とし、否定している。

原題:Europe Stocks Drop Second Day as Miners Tumble Most Since August(抜粋)

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