ブラジルをジャンク級に格下げ、見通し「ネガティブ」-ムーディーズ

格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは24日、ブラジルのソブリン格付けをジャンク級に引き下げた。政治的混乱の悪化で財政再建が進まない同国はこれで、全ての主要格付け会社から投機的とする格付けを付与されたことになる。

  発表によると、ムーディーズはブラジルを「Baa3」から2段階引き下げ「Ba2」とした。見通しも「ネガティブ」に変更したため、一段の格下げが今後あり得る。

  ブラジルの債務指標はここ数カ月に顕著に悪化し、向こう3年も悪化が続く見込みだとムーディーズは分析。財政赤字圧縮と構造改革に向けた政府の取り組みを政治的な行き詰まりが阻む悪影響も指摘した。

  「マクロ経済および財政の向こう2、3年の展開は信用プロフィルを顕著に悪化させると予想される。マクロ経済への衝撃と政府の機能不全の深刻化、政府関連の企業・機関を支える必要性に起因する信用プロフィルの一段の悪化リスクを考慮し、見通しをネガティブとした」とムーディーズは説明した。

  スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は昨年9月にブラジルをジャンク級とし、フィッチ・レーティングスは同年12月に追随。S&Pは今月さらに引き下げた。

原題:Brazil Downgraded to Junk by Moody’s With Negative Outlook(抜粋)

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