「離婚」と「結婚」めぐる話し合い、英国で同時に進行

  • LSEとドイツ取引所の合併なら「欧州スーパー取引所」誕生へ
  • 合併が実現すれば統合会社の価値は3兆1200億円余りとなる

英国と欧州連合(EU)の「離婚」が取り沙汰される中で、ロンドン証券取引所グループ(LSE)とドイツ取引所は「結婚」について話し合っている。

   両取引所は23日、合併協議をしていることを確認。合併が実現すれば統合会社の価値は200億ポンド(約3兆1200億円)を超える。EU加盟国の英国では同時に、国民投票を控えた有権者がEU残留・離脱の是非について検討している。

  LSEとドイツ取引所の合併が実現した場合、欧州最大の取引所が誕生する。証取業界ではインターコンチネンタル取引所(ICE)やCMEグループが合併を通じて成長するなど、長期にわたり合併・買収(M&A)が進められてきた。

  証券会社や取引所への助言業務を手掛けるマーケット・ストラクチャー・パートナーズの責任者、ニキ・ビーティー氏は電話インタビューで、「決済業務やテクノロジーの統合により相乗効果やコスト節減が見込めるものの、それだけが必ずしも合併の目的ではない」と説明。「それよりも、米国の取引所や香港取引所にチャンスを奪われる前に、欧州のスーパー取引所を生み出せる好機ということだ」と述べた。

  ヌミス・セキュリティーズ(ロンドン)のアナリスト、ジョナサン・ゴスリン氏は、「Brexit(英国のEU離脱)」の可能性に伴い一段と不透明感が高まると指摘し、「Brexitのシナリオが実現したら、極めて多くの問題が生じるだろう」と語った。

原題:Exchanges Talk Marriage While Their Nations Contemplate Divorce(抜粋)

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