米銀、2015年は7.5%増益-訴訟関連費用の減少や収入増が寄与

  • FDICの報告によると、昨年の利益は業界全体で1637億ドル
  • 10-12月期利益は408億ドル、前年同期比12%増加

米銀の2015年の純利益は、緩やかな収入の伸びや訴訟関連費用の減少に支えられ、業界全体で7.5%増加した。米連邦預金保険公社(FDIC)の報告で明らかになった。

  FDICが23日公表した四半期報告書によると、昨年の利益は1637億ドル(約18兆3000億円)に達した。一部の大手銀が報告した訴訟関連費用は66億ドル減少した。10-12月(第4四半期)利益は408億ドルと、前年同期を12%上回った。

  FDICのマーティン・グルエンバーグ総裁は10-12月期に関する発表資料で「収入と利益は前年同期に比べて増えた。全般的な資産の質も改善が続き、融資残高も増加。問題行のリストに載る銀行も減った」と説明。その一方で「特にエネルギーや農業関連の融資でクレジットリスク増大の兆しがある」と指摘した。

  FDICによると、10-12月期には大手銀を中心に純金利マージン(NIM)が若干改善。NIMは3.13%と前年同期比で5年ぶりの上昇となった。大手行は資産ポートフォリオの改善で短期金利上昇による恩恵を受けた。

  10-12月期は貸し出しも加速し、前年同期比で2.3%伸びた。商業および産業向け融資が引き続き堅調な分野だった。

原題:U.S. Banking Profit Rose 7.5 Percent in 2015 as Legal Costs Fell(抜粋)

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