米シェールオイル業界の立役者、一部掘削会社の悲運を予想-原油安で

10年余り前に米シェール業界の誕生を支援したEOGリソーシズの元最高経営責任者(CEO)、マーク・パパ氏は、原油価格下落により掘削企業は「悲惨なほどに傷を負う」との見方を示した。

  パパ氏は23日、ヒューストンで開かれている「IHS・CERAウイーク」の公開討論会で、2014年半ば以降に原油価格が約70%下落し再編と破綻が相次ぐ中、シェール企業は向こう数カ月間に「大幅に淘汰(とうた)される」と予想。原油安は供給削減で価格が回復するまで1年4カ月から2年にわたって続くだろうとの見通しを示した。同氏は現在、プライベートエクイティ(PE、未公開株) 投資会社リバーストーン・ホールディングスのパートナーを務めている。

  パパ氏は「生き残る企業もあるだろうが、多くの企業は財務面で悲惨なほどに傷を負うだろう。そうした状況から脱した経営陣は今後、一層保守的になる」と語った。

  同氏はEOGを率いていた14年間に、シェールガス生産から当時は未検証だった水圧破砕と水平掘削の技術を利用したシェール層からの原油採掘に移行。技術革新と効率性から同社は「石油業界のアップル」と呼ばれた。

  パパ氏は長期にわたり、米シェール企業が世界市場で優位に立つ可能性があるとの見方を示していた。「米国の生産の将来は非常に明るく、米国の産油量は22年までに日量1300万-1400万バレルに達する可能性がある。将来は市場関係者が考えているよりも明るいかもしれない」と述べた。
  
原題:Shale Oil Architect Predicts Doom for Some Drillers Amid Slump(抜粋)

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