タカタ製エアバッグの破損、原因は設計と気候、化学的構造-調査

  • 自動車メーカーのグループの委託で実施された調査結果に基づく
  • 当社独自の調査と一致するものだとタカタはコメント

自動車メーカーのコンソーシアムの委託で実施されたタカタのエアバッグ問題に関する調査によると、エアバッグの破損で金属やプラスチックの破片が飛び散る事故が発生したのは、インフレーター(ガス発生装置)に湿気が入り込むのを阻止できなかったことが原因だった。

  23日に公表された調査結果は、ロケット推進システムを手掛けるオービタルATK(米バージニア州ダレス)が実施した試験に基づいており、当局がタカタ製エアバッグを搭載した車のリコール(無料の回収・修理)台数について判断する際に使われることになる。また自動車メーカー各社はこれを代替部品の設計・製造に利用する。

  米道路交通安全局(NHTSA)の元局長代行で、同コンソーシアム「インディペンデント・テスティング・コーリション」(ITC)に同試験を託されたデービッド・ケリー氏はインタビューで、エアバッグのインフレーターが破損のリスクにさらされるには、設計上の不備、水分を吸収する化学物質の欠如、高い大気温度といった3つの条件がそろう必要があると指摘。「われわれはこれが根本的原因だったと確信している」と語った。

  ケリー氏は今回の結果について、湿気を減らす化学物質を含んでいない硝酸アンモニウムをガス発生剤に使うタカタ製インフレーターに特有のものだと説明。これらインフレーターが破損するのは、フロリダ州のように昼と夜の寒暖差が大きく、高湿度の状態に長期間さらされた場合だという。また、湿気がインフレーター部品の内部にたまるような設計となっていると指摘した。ケリー氏の説明によると、「長期間」とは2、3日よりは長い期間という。  

  タカタは今回は調査結果について、同社独自の調査と一致するものだと説明。「われわれはITCの分析を支援するため全面的に協力した。自動車の安全性推進で積極的な行動を取るため、引き続きITCとNHTSA、当社顧客と緊密に協力する」とコメントした。

原題:Takata Failures Seen Caused by Design, Chemistry, Climate (1)(抜粋)

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