米国債:上昇、原油と株式の下落で逃避需要-インフレ期待低下

更新日時
  • 2年債入札、最高落札利回りは0.752%-規模260億ドル
  • サウジの減産否定で株価が下落、米国債利回りは低下

23日の米国債相場は3日ぶりに上昇。原油価格と株式相場の下落を受け、米国債への逃避需要が強まった。

  サウジアラビアが減産しない意向を示したとの報道が伝わり、原油相場が急落すると、国債利回りは低下。TDセキュリティーズの金利ストラテジスト、ジェナディ・ゴールドバーグ氏は、投資家が長期的なインフレ見通しよりも原油安のエネルギー企業への影響の方を懸念していると指摘した。同氏はさらに「それはリスク志向を全般に抑制している一因だ。石油会社の状況はさらに困難になっている」と語った。

  ニューヨーク時間午後5時現在、10年債利回りは前日比3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下して1.72%。同年債(表面利率1.625%、2026年2月償還)価格は1/4上げて99 3/32。

  財務省が規模260億ドルの2年債入札を実施した後も米国債は堅調に推移した。最高落札利回りは0.752%。前回入札(1月26日)の最高落札利回りは0.860%だった。

  ゴールドバーグ氏は10年債利回りが1.53%まで低下した年初の相場上昇局面と同じぐらい、今週は当惑した顧客からの電話が多いことを明らかにした。

  その上で「困惑したような電話だ。パニックの際は『何が起こっているのか、どうすればいいのか』という問い合わせだった。今回は『なぜ相場はこの方向に動いているか』という問い掛けだ」と話した。

原題:Treasuries Climb as Sliding Stocks, Oil Boost Demand for Havens(抜粋)

(第2ー3段落と第5段落以降を追加し、更新します.)
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