欧州債:ドイツ債、ほぼ変わらず-世界景気をめぐる懸念が根強い

  • 独Ifo企業景況感指数は2014年末以来の低水準
  • ドイツ債の年初来リターンは域内平均を1.5ポイント上回る

23日の欧州債市場ではドイツ国債が3営業日続伸の後、ほぼ変わらずとなった。同国債は中央銀行の緩和策への疑念が強まる中、世界的な景気低迷を背景に強いトレンドが続いている。

  ドイツ10年債利回りは昨年4月以来の低水準にとどまった。ブルームバーグ世界国債指数によれば、同国債の年初来リターンは域内の平均を1.5ポイント上回っている。高利回り債への投資が可能な状況にあるものの、これは安全を求める動きが強いことを反映している。

  独Ifo経済研究所がこの日発表した2月の独企業景況感指数は2014年12月以来の低水準を付けたことが、ドイツ国債への売り圧力を抑えた。中国人民銀行が人民元の中心レートを6週間ぶりの大きさで引き下げ、これを手掛かりに欧州の株式相場は総じて下げたことも支援材料。

  モントリオール銀行の金利トレーダー、バーラ・シェリダン氏(ロンドン在勤)は、「基本的に何も変わっていない。Ifo指数は弱く、株式はほぼ変わらずから下げとなった」とし、「これ以上、大きく動くとは思えない。大きく売られる場面も考えにくい」と語った。

  ロンドン時間午後4時49分現在、ドイツ10年債利回りは前日比ほぼ変わらずの0.18%。同国債(表面利率0.5%、2026年2月償還)価格は0.085下げ103.12。

  同年限のイタリア国債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.53%、ポルトガル国債も1bp上昇し3.46%。スペイン10年債利回りは2bp下げて1.64%となった。

原題:German Bonds’ Pause Masks Bullish Trend as Economies Disappoint(抜粋)

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