サウジアラビアは減産せず、増産凍結協議は続く-ヌアイミ石油相

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  • 他の産油国が原油減産に参加するとは期待できないと石油相
  • 増産凍結合意をめぐり産油国は3月にさらなる協議を行うだろう

サウジアラビアのヌアイミ石油鉱物資源相は23日、原油減産に他国が同調すると期待できないため、同国は原油生産を削減しないとの考えを表明した。現在の供給過剰を解消する負担は高コストの産油国が担うべきだと主張した。

  同相は米テキサス州ヒューストンで開かれた会議で、「たとえ各国が減産を約束しても実行する」と「信用することは決してできない」ため、「われわれは減産を当てにしない」と説明。高コストの産油国は原油安への対応で「コスト削減や借り入れ、あるいは清算」を迫られることになるため、市場はやがては均衡を取り戻すだろうと述べた上で、現在の原油安がいつ終わるか自分は分からないと付け加えた。

  ヌアイミ石油相はIHS主催の北米エネルギー業界会合「CERAウィーク」で、「厳しいように聞こえるかもしれないが、残念ながらそれが現実であり、市場を再び均衡させる最も効率的な方法だ」とし、「高コストの供給を援助するために低コスト生産を減らしても、最後の審判を先延ばしするだけだ」と語った。

  同相はサウジとロシア、カタール、ベネズエラが今月16日に合意した生産量を1月の水準に維持することへの約束をあらためて確認するとともに、他の産油国もこの取り組みに加わる可能性があると指摘。同合意は「プロセスの始まり」であり、引き続き3月に産油国でさらなる協議が行われるだろうと語った。

  ヌアイミ石油相は高コスト産油国に順応か崩壊かの二者択一を迫る同国の方針が厳しいことを認めながらも、サウジはシェールや他の産油国に「宣戦布告」をしているわけではないと指摘。「われわれは市場シェアの拡大を目指してはいない。シェールオイルを含む新たな供給を私は歓迎する」と述べた。

原題:Saudi Arabia Won’t Cut Crude Output, Reaffirms Freeze Accord (1)(抜粋)

(石油相の発言を追加して更新します.)
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