英中銀は景気が弱まれば措置講じる余地ある-カーニー総裁

更新日時

イングランド銀行(英中央銀行)のカーニー総裁は23日、同中銀は必要ならば一段と金融を緩和する「相当大きな」余地があると言明した。英国が欧州連合(EU)を離脱する可能性が懸念され、ポンドには一段と下押し圧力がかかっている。

  総裁は議会で「景気に追加の刺激が必要な状態になった場合、中銀には措置を講じる相当大きな余地がある」と証言。「金利をゼロ付近へ引き下げることも可能であることをかねて明白にしている。多様な資産を含めて追加の購入プログラムを実施することもできる」と説明し、インフレ率が中銀目標の2%に戻る時期について「調整することもできる」と続けた。

  英国のEU残留・離脱を問う国民投票のポンド相場への影響についての質問には、中銀は「資産価格の動き」を考慮すると答え、「その動きの持続性が重要だ」と付け加えた。ポンドの変動とその下落に備えるオプションの価格上昇がスコットランド独立をめぐる住民投票前の時期以来の水準になっているとも述べた。

  同時に議会証言した金融政策委員会(MPC)のヘルチャン・フリーヘ委員は為替相場を単独では考慮しないとし、ポンド相場が「下落しているのは不透明感の増大が理由だと思われる」とした上で、「景気の弱さを部分的に打ち消す可能性もある」と語った。

  カーニー総裁と金融安定担当のカンリフ副総裁が3月8日に「Brexit(英国のEU離脱)」問題をテーマとする議会セッションで証言すると、下院財政特別委員会のタイリー委員長が述べた。

原題:Carney Says BOE Has Room for Maneuver If Economy Weakens(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE