スタンダードチャータード株が急落-予想外の通期赤字、貸し倒れ急増

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23日のロンドン市場で英銀スタンダードチャータードの株価が急落。2015年通期決算が予想外の赤字となったことを受け、3年余りで最大の下落を演じた。貸し倒れがほぼ2倍になり、創業来の最悪を記録した。

  株価は一時12%安となった。同行の発表によると、15年通期の税引き前損益は15億ドル(約1680億円)の赤字。前年同期は42億ドルの黒字だった。一部項目を除いたベースの税引き前利益は8億3400万ドルで、ブルームバーグが集計したアナリスト20人の予想平均の13億7000万ドルを下回った。
 
  新興市場での拡大戦略が不良債権の急増につながった。商品値下がりや中国などの成長減速の影響をもろに受けたためだ。ビル・ウィンターズ最高経営責任者(CEO)は昨年6月以降に51億ドルの増資を実施、配当停止や1万5000人削減による経費節減を打ち出した。1000億ドル規模のリスク資産の再編または処分にも取り組んでいる。
 
  ロンドン時間午前8時36分現在、株価は6%安。年初来では27%下落している。
 
  発表によると、昨年末の普通株ティア1自己資本比率は12.6%と、同年9月末の13.1%から低下。15年の収入は前年比15%減の154億ドルと、アナリスト予想の159億ドルに届かなかった。貸し倒れは40億ドルと、14年の21億ドルから急増した。

原題:Standard Chartered Plunges on Surprise Annual Loss, Revenue Miss(抜粋)

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