南シナ海の中国レーダー施設はミサイルより脅威-米戦略国際問題研

中国は領有権争いをしている南シナ海の島に高周波レーダー施設を建設している可能性があると、米国の戦略国際問題研究所(CSIS)が報告書で指摘した。CSISは同地域の力の均衡上、このレーダー施設の方が先に確認された地対空ミサイルよりも大きな脅威だとみている。

  CSISのアジア海洋透明性イニシアチブのグレゴリー・ポーリング氏は同報告書で、南シナ海の南沙(英語名スプラトリー)諸島最南端に位置するクアルテロン礁のレーダー施設の建設がほぼ完了しているように見えると分析した。南シナ海の西沙(パラセル)諸島のウッディー島(永興島)に配備された地対空ミサイルが衛星写真で今月捉えられており、同地域における中国の意図についての疑問があらためて浮上している。

  ポーリング氏は報告書で「西沙諸島のウッディー島にHQ-9(紅旗9)地対空ミサイルが今月配備されたことは注目に値するが、それが南シナ海の軍事バランスを変えることはない」とし、「その一方で、南沙諸島で建設中の新レーダー施設は軍事行動に関する情勢を大きく変えかねない」と指摘した。

  同氏はクアルテロン礁にある建築物について、高周波レーダー施設の可能性があるとし、南シナ海の南側部分の海・空域に対する中国の監視能力が大幅に向上するとの見方を示した。

原題:China’s Island Radar Bigger Threat Than Missiles, CSIS Says(抜粋)

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