加バリック・ゴールド、再び買収探る公算も-ソーントン会長

  • 今後の買収に関しては「極めて慎重」な手法をとると会長
  • 最大7億5000万ドル相当の社債買い戻しを開始

金価格の下落を背景に、負債削減に向け数年にわたりコスト削減と資産売却を進めてきたカナダの産金会社バリック・ゴールドだが、いまやジョン・ソーントン会長は同社が再び新たな資産取得に動く将来を見通している。

  金価格は2011年をピークに下落に転じた。このため大半の鉱業会社と同様、バリックも拡大戦略の撤回を余儀なくされた。15年には30億ドル(約3400億円)強の資産売却を実施し、合弁会社は米州の中核鉱山絞り込みを通じ事業縮小を図った。

  ソーントン会長は22日、探査から閉山後の処理費用までの全てを含む採掘コスト(AISC)を19年末までに1オンス=700ドル未満に削減する目標を堅持し、事業の引き締めに従来通り力を注ぐとしつつ、「基本シナリオ」を上回らなくてはならないとニューヨークで投資家を前に語った。

  同会長は「株主に対し1株の価値を継続して高めていく能力があることを証明する」と言明。今後の買収に関しては「極めて慎重」な手法をとるとし、敵対的ではなく友好的なやり方で進める必要があるとの認識を示した。

  同社はこの日、最大7億5000万ドル相当の社債買い戻しを開始した。同様の社債買い戻し提案は過去半年間で3回目。また年間生産量は20年末まで最低450万オンスを維持する。今年は500万ー550万オンスを見込む。

原題:Barrick May Once Again Be a Buyer in Thornton Turnaround Vision(抜粋)

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