フィリップ・モリスに約6億円支払い命令-「ライト」たばこ訴訟

  • マルボロの喫煙者はだまされたとマサチューセッツ州地裁判事
  • 17年にわたる裁判で原告は当初6億ドルの支払いを求めていた

米アルトリア・グループ傘下のたばこ会社フィリップ・モリスUSAが製品名に「ライト」の表示使い健康リスクについて消費者を欺いたとして喫煙者が起こしていた集団訴訟で、マサチューセッツ州地裁判事は、喫煙者が比較的安全なたばこだとだまされて購入したと判断し、「マルボロ・ライト」の喫煙者約20万人に1人当たり25ドルと金利を支払うよう会社側に命じた。

  17年間にわたる裁判で原告側は当初、6億ドルの支払いを求めていたが、マサチューセッツ州地裁のエドワード・リーベンスパーガー判事は22日、フィリップ・モリスに対し494万ドル(約5億5800万円)と金利の支払いを命令。原告は「誤った表示のたばこに代金を払い過ぎた」ものの、喫煙者側が払い過ぎ以外で共通する被害を受けたことを原告側弁護士は証明しなかったと判断。ライトはレッドと同様に有害だが「集団訴訟を起こした原告1人当たりの実際の被害を数値化する証拠となる根拠はない」と付け加えた。

  裁判に関わる弁護士によると、金利を含めた支払額は1510万ドルに膨らむという。

  アルトリアの法務顧問、マレー・ガーニック氏は「原告側の要求する法外な賠償額が証拠からは裏付けられないことを裁判所は明確に認定した」と指摘。原告側弁護士のコメントは現時点で得られていない。

  米食品医薬品局は2010年からたばこ製品に「ライト」と表示することを禁止している。

原題:Smokers Get $4.9 Million From Philip Morris USA Over Lights (1)(抜粋)

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