BHPビリトン:15年ぶり減配-上期は調整後ベースで92%減益

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  • 同社は配当政策を変更すると発表
  • BHP株はこの1年で43%下落

世界最大の鉱山会社、英豪系BHPビリトンが15年ぶりの減配を発表した。バランスシートの健全性を守り、さらなる格下げを回避することを目指す。商品相場の大幅下落を受けて、同社の2015年7-12月(上期)決算は調整後ベースで92%減益となった。

  23日の発表資料によると、 同期の一部項目を除いた継続事業による利益は4億1200万ドル(約470億円)と、前年同期の49億ドルから減少。中間配当は1株当たり16セントと、前年の62セントから引き下げる。同社はまた、配当を基調的帰属利益の少なくとも50%とする方針を明らかにした。

  米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は今月に入り、BHPの格付けを03年以来の低水準に引き下げ、さらなる格下げの可能性があると警告していた。

  グリン・ローコック氏率いるUBSグループのアナリストは決算発表前の16日の顧客向けリポートで、「景気の影響を受ける業界で漸進的な配当政策を維持することが疑問視されている」と指摘した。

  シドニーで取引されているBHPの株価はこの1年で43%下落。同業のリオ・ティントやフォーテスキュー・メタルズ・グループなどよりも大きな下げとなっている。

  アンドルー・マッケンジー最高経営責任者(CEO)は発表資料で、「中国の成長鈍化と石油輸出国機構(OPEC)の混乱が予想以上の価格下落につながった」と指摘。「当社には周期的にフリーキャッシュフローを生み出す資産と力強いバランスシートがあり、回復力を維持している」と述べた。

  ブルームバーグのデータによると、BHPの中間配当は31セントが見込まれていた。01年のBHPとビリトンの合併で誕生して以来、これまで年間配当が引き下げられたことはない。同社が電子メールで送付した発表資料によると、それ以前で減配を実施したのは1988年が最後だった。

原題:BHP Cuts Dividend for First Time in 15 Years on Profit Drop (1)(抜粋)

(4段落目以降でCEOのコメントなどを追加して更新します.)
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