IEA:石油の供給過剰、2017年まで続く-価格反発は抑えられる

国際エネルギー機関(IEA)は、世界的な石油の供給過剰状態が2017年まで続くとの見通しを示した。過剰分の解消にはこれまで想定された以上の時間がかかるため、短期的に石油価格が回復する可能性は抑えられるという。

  IEAが22日公表した中期報告によれば、石油値下がりによる打撃で米国のシェール油生産は今年と来年に減るものの、その後の回復で米国が2021年にかけて同分野で供給の最大の担い手であり続けることが確実になる。また、石油輸出国機構(OPEC)は20年までに市場シェアをやや拡大し、特に経済制裁を解除されたイランがイラクに代わりOPEC加盟国としては最も供給の伸びに貢献する生産国となる。

  IEAは報告で、「2017年にようやく需要と供給が均衡してくるだろうが、膨らむ巨大な在庫が石油価格の回復ペースを抑える役割を果たす」とし、「石油価格が現在の低水準から短期的に大きく回復するとは予想し難い」と分析した。

原題:Oil Glut Will Persist Into 2017 as IEA Sees Prices Capped(抜粋)

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