鉄鉱石:50ドルに向かう上昇の勢い続かない可能性-豪ブルースコープ

  • 価格は上昇より下落する可能性の方が高い:ブルースコープCEO
  • 供給の伸びと製鉄所の閉鎖で過剰膨らむ見通し:CEO

鉄鉱石価格は予想外に1トン=50ドルに向かって回復しているが、上昇の勢いは続かない可能性があるとの見方を、オーストラリア最大の鉄鋼メーカー、ブルースコープ・スチールのポール・オマリー最高経営責任者(CEO)が示した。世界の供給が増加する一方、中国の一部鉄鋼メーカーの生産により、世界的な鉄鋼供給過剰が膨らむためと説明している。

  オマリーCEOは鉄鉱石価格について、上昇より下落する可能性の方が高いと予想。中国の鉄鋼メーカーのほとんどは損失を出しており、それは減産がさらに進む可能性があることを意味すると述べた。

  同CEOは22日の決算発表後、記者団との電話会議で「市場への供給が増えているという事実と、世界の鉄鋼業界全体が利益を出すのが困難な状況にあるという事実に基づけば、鉄鉱石は上昇より下落する可能性の方が高い。閉鎖される製鉄所が増えるだろう」と指摘した。

  メタル・ブレティンによると、鉄鉱石(鉄分62%)価格は19日、前日比2.9%高の48.52ドルと、昨年11月11日以来の高値を付けた。

原題:Iron Rally Toward $50 May Reverse, Australia’s Top Mill Says (1)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE