北朝鮮の不正送金網、中国が要か-対イランより制裁難航も

  • 北朝鮮はダミー会社と海外仲介者による送金ネットワークを構築
  • 国際社会による資金遮断の取り組みもネットワークで回避してきた

パナマの海運業者から80代のシンガポール人、中国の銀行にまで及ぶ北朝鮮への不正な送金の痕跡をたどると、北朝鮮制裁を強化する米国の取り組みが対イランより難航しそうな理由が見えてくる。

  北朝鮮は数十年前からダミー会社と海外の仲介者による送金ネットワークを構築してきた。核兵器開発プログラムをめぐり同国への資金を遮断しようとする国際社会の取り組みも、このネットワークで回避してきた。裁判資料に加え、捜査当局者や銀行、検察官のインタビューが示しているのは、中国がこのネットワークの要に位置しているということだ。

Yalu River in Dandong, a Chinese town across North Korea.

Photographer: Johannes Eisele/AFP via Getty Images

  国連安保理の北朝鮮制裁委員会の元諮問委員、ウィリアム・ニューコーム氏は、中国は北朝鮮と「地理的に近く貿易が盛んで、接触している上に歴史的に関係が深い。これら全ての要素のために、中国は国際的な金融制裁を回避するための北朝鮮の戦略の中心となっている」と指摘。「制裁の効力を発揮させるためには中国が非常に重要になる」と説明した。

原題:China at the Heart of North Korea’s Illicit Cash-Flow Funnel(抜粋)

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