HSBC:10-12月税引き前損益、予想外の赤字-金利収入減響く

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  • 不良債権費用の増加と自行債務の公正価値での損失計上も影響
  • 不採算のトルコ部門は継続保有、リストラを実施へ

欧州最大の銀行、英銀HSBCホールディングスの昨年10-12月(第4四半期)決算は赤字となった。金利収入が減少したほか、不良債権費用が増え、自行債務の公正価値で損失を計上したことが響いた。

  HSBCが22日発表した資料によると、10-12月の税引き前損益は8億5800万ドル(約970億円)の赤字。前年同期は17億3000万ドルの黒字だった。ブルームバーグ調査のアナリスト予想平均は19億5000万ドルの黒字。

  純金利収入が81億ドルに減少し、総収入は18%減の118億ドルとなった。不良債権の償却と与信リスクの引当金は32%増の16億4000万ドル。通年の費用は37億ドルとなり、アナリスト予想の30億ドルを上回った。

  10ー12月の営業費用は115億ドル。調整後の税引き前利益は34%減の19億ドル。同行は同四半期分の配当を21セントとする。

  HSBCはまた、不採算のトルコ部門を継続保有した上で、リストラに踏み切ると発表。スチュアート・ガリバー最高経営責任者(CEO)は資料で、同行は昨年6月以降、トルコ部門を買い取るとの提案を数多く受けたが、いずれも同行の株主にとって最大の利益にかなうと考えられるものがなかったとコメントした。

  香港市場で現地時間午後1時半(日本時間同2時半)現在、HSBCの株価は前週末比0.3%安。決算発表前は一時2%上げていた。

原題:HSBC Has Quarterly Loss on Lending Income, Bad-Loan Charges (1)(抜粋)

(トルコ部門に関する発表などを追加し更新します.)
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