株主が怒る中国企業の米上場廃止-IPO価格の3分の1で買い戻し

  • 聚美優品のCEOらが7ドルで買い戻しを提案-IPO価格22ドル
  • 海外上場の中国企業への信頼感を損ねると株主らは主張

美容用品のオンライン小売りを手掛ける中国の聚美優品が米国で新規株式公開(IPO)を実施した際、投資家は1株当たり22ドルを支払った。それから2年を経ずして、聚美優品の陳欧最高経営責任者(CEO)はその約3分の1の価格で株主から株式を買い取る上場廃止を提案している。

  米国で上場を果たした中国企業が相次ぎ米株式市場から撤退しようとしている。少数株主は低い価格水準での株式買い戻しは経営陣にとってはプラスだが、株主にとって損失だと怒りをあらわにする。

  聚美優品は17日、創業者でもある陳CEOとそのパートナーが同社の米国預託証券(ADR)を1口当たり現金7ドルで買い戻す拘束力のない提案を示したと発表した。経営陣主導のグループがそうした極めて安値で買い戻すことができれば、少数株主保護規定の抜け穴が露呈し、海外に上場している他の中国本土企業に対する信頼性を損ねると少数株主は主張している。

  i美股ファンドの投資ディレクター、リッキー・チョン氏は(北京在勤)は「怒り、失望し、うんざりしている」と述べた。同氏の会社は米国に上場している中国企業への投資に特化し、聚美優品の株式も保有。「上場廃止で投資家からこれほど激しい反発は見たことがない。投資家は傷ついている」と指摘した。

原題:In $39 Billion China Buyout Spree, Latest Offer Angers Investors(抜粋)

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