インド北部で「カースト」めぐる暴動-マルチ・スズキは一部工場閉鎖

インドの首都ニューデリーに隣接するハリヤナ州で伝統的身分制度「カースト」をめぐる暴動が発生。首都の住民1800万人の半数以上への水道供給が滞っているほか、同国最大の自動車メーカー、マルチ・スズキ・インディアは一部工場の閉鎖を余儀なくされた。秩序回復に向けて最大5000人の治安部隊が同地域に展開している。

  軍によると、ニューデリーの西約50キロのジャッジャルで20日に部隊が暴徒に発砲し、民間人1人が死亡。インドのPTI通信は州当局者を引用して、少なくとも12人が死亡し、150人が負傷したと伝えている。

  暴動を起こしたのはハリヤナ州の人口の30%近くを占める「ジャット」と呼ばれるカースト集団で、インド版アファーマティブ・アクションの下で低カースト層に与えられる公務員への採用や大学の入学資格といった優遇措置の適用を求めている。

  マルチ・スズキは部品供給の混乱により、週末にマネサールとグルガオンの工場での生産を停止したと発表。両工場では一日当たり計約5000台を生産している。

原題:Water Running Out in India’s Capital as Mobs Disrupt Supplies(抜粋)

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