ロンドン市長が英国のEU離脱キャンペーンへ-首相に打撃

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  • 英国で人気が高い保守党有力議員のジョンソン市長が表明
  • ポンドはドルに対し、この3カ月で最大の下落

英国で人気が高い政治家の1人で与党保守党有力議員のボリス・ジョンソン・ロンドン市長は21日、欧州連合(EU)残留の是非を問う6月の国民投票に向けて、EU離脱を求める運動を展開すると表明し、同党党首のキャメロン首相と真っ向から対立することとなった。これを受けポンドはドルに対し、3カ月ぶり大幅安。

  ジョンソン市長はロンドン市内の自宅前で記者団に対し、「思い悩んだ末に決めた」と述べた上で、「英国民にとってより良い合意を望むため、私は離脱陣営の支持を訴える。離脱こそが資金を節減し、実権を取り戻す道にほかならない」と語った。

  キャメロン首相の政治的盟友の1人であるゴーブ司法相も20日に離脱支持を明らかにしており、ジョンソン市長のこの日の立場表明はキャメロン首相にとって、新たな打撃となった。ゴーブ司法相が英紙タイムズのコラムニスト出身で優れた論客であるのに対し、ジョンソン氏はベストセラー作家やタレントという顔も持つスター性のある政治家であり、次期首相の有力候補とされる。

  ポンドはオークランド時間22日午前7時49分(日本時間同3時49分)現在、ドルに対し1.1%安の1ポンド=1.4249ドル。昨年11月5日以来の大幅下落。

原題:Cameron Challenged by Johnson as London Mayor Backs ‘Brexit’ (1)(抜粋)

(市長の発言などを追加して更新します.)
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