ブラジル株(19日):通貨も共に上昇、汚職事件に関する新聞報道受け

  • ルセフ大統領の側近1人が司法取引に応じたとグロボ紙
  • 株式と通貨はブラジル財政への懸念で初め下げていた

19日はブラジルの株式と通貨が上昇。同国のルセフ大統領が退陣を迫られ新たな政権が誕生し成長回復と財政立て直しに注力する道が開けるとの観測が再び高まった。

  ルセフ大統領の出身母体、労働党(PT)の主要メンバーが、ブラジル最大の汚職事件に関連し司法取引に応じたとの報道を受けて、ボベスパ指数と通貨レアルは下げを取り戻す展開となった。同国紙グロボが、この人物はブラジルの一部大手企業が絡む汚職事件で検察当局に詳細を提出したと報じた。

  ボベスパ指数は前日比0.2%高の41543.41で終了。グロボ紙の報道を受けて一時0.8%高を付けた。週間ベースでは4.4%高。レアルは0.2%高の1ドル=4.022レアル。週間ベースでは0.5%の下落となった。汚職スキャンダルの中心となっているブラジル石油公社(ペトロブラス)は2.8%安。

  ブラジルの株と通貨はこの日初め、同国の財政を立て直す取り組みは成功しないのではないかとの懸念から下げていた。

  鉄鉱石価格が上昇する中、鉱業会社ヴァーレとブラデスパルはボベスパ指数構成銘柄で最も大きく上昇。一方、証券取引所を運営するBM&Fボベスパは0.1%安。一時2.2%安まで下げた。2015年10-12月(第4四半期)利益がアナリスト予想を下回ったことなどが悪材料となった。

原題:Brazil Stocks Rise With Real Amid Corruption Probe Speculation(抜粋)

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