米国債(19日):2年債下落、CPIコア指数の大幅な伸びで

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19日の米国債市場では償還期限の短い国債が下落。朝方発表された1月の米消費者物価指数(CPI)で食品とエネルギーを除くコア指数が約4年ぶりの大幅な伸びを示したことが手掛かりとなった。

  CPI統計を受けて年内の利上げ観測が強まり、金融政策に最も敏感な2年債利回りは上昇した。フェデラルファンド(FF)金利先物動向によれば、年内に1度の利上げが織り込まれている。昨年12月時点での米金融政策当局の見通しでは4度の利上げが見込まれている。

  RWプレスプリッチの政府債取引担当マネジングディレクター、ラリー・ミルスタイン(ニューヨーク在勤)は「CPI統計が予想よりも良好だったことから、年内の利上げはないとの予想に傾きつつあった市場参加者を思いとどまらせた」と述べた。

  ニューヨーク時間午後5時現在、2年債利回りは前日比5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇して0.74%。同年債(表面利率0.75%、2018年1月償還)価格は3/32下げて100ちょうど。10年債利回りはほぼ変わらずの1.74%だった。

  米労働省の発表によると、1月のCPIコア指数は前月比で0.3%上昇。2011年8月以来で最大の伸びだった。前月は0.2%の上昇。コア指数は前年比で2.2%上昇と、2012年6月以来で最高の上昇率だった。

  ジャニー・モンゴメリー・スコットのチーフ債券ストラテジスト、ガイ・リーバス氏はこのペースでインフレが上昇した場合、「市場参加者の見方とインフレ統計の内容には大きな相違が出てくる」と指摘した。

  金利先物市場は年内の利上げ確率を43%として織り込んでいる。前日の37%から上昇した。年初時点では93%だった。

原題:Treasury Two-Year Notes Fall as Inflation Rises Most Since 2011(抜粋)

(相場を更新し、第5段落以降を追加します.)
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