欧州債(19日):ドイツ債上昇、ECB緩和拡大の観測で-週間は5週続伸

19日の欧州債市場ではドイツ国債が上昇。欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁には緩和拡大の意思と能力があるとの見方が市場で根強い状況が示された。

  欧州債の指標とされるドイツ10年債は週間ベースでは5週続伸。これは2015年1月以後で最長の上昇局面となる。ECBが3月10日の定例政策委員会まで待たず、予防的な行動に出る可能性について1月会合で既に協議したと18日公表の議事要旨で明らかになったことも支援材料。

  今週は株式相場が上げるなど、高利回り資産の需要が回復した兆候が出たものの、ユーロ参加国の国債は堅調に推移した。ECBが緩和策を拡大するとの見方が周辺国債を支え、ポルトガル10年債利回りは週間ベースで昨年6月以来の大幅低下となった。

  ノルデア銀行のチーフストラテジスト、ヤン・フォンゲリッヒ氏(ヘルシンキ在勤)は「リスク選好は安定化したにもかかわらず、ECB会合を前に国債をショート(売り持ち)にし始めることにはためらいがある」とし、「株式相場と国債相場の間には幾分ギャップがあり、これはECBの動向によるところが大きいとみている」と語った。

  ロンドン時間午後5時現在、ドイツ10年債利回りは前日比2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の0.20%。11日には昨年4月以来の低水準となる0.13%を付け、週間では6bp下げた。同国債(表面利率0.5%、2026年2月償還)価格はこの日、0.165上げ102.945。

  スペイン10年債利回りは前週末比3bp低下の1.71%。同年限のポルトガル国債利回りは4bp上昇の3.44%。週間では30bp下げた。

原題:Draghi Wagers Propel Bunds to the Longest Winning Run in a Year(抜粋)

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