クリーブランド連銀総裁:米経済、今の一時的な軟調を切り抜けられる

クリーブランド連銀のメスター総裁は19日、市場のボラティリティ(変動性)と原油価格の大幅下落がリスク志向低下と信用アクセス縮小という形で米経済に波及した形跡はまだないと述べた。

  「現時点での私の見方としては、米経済は一連の市場変動と軟調な経済データを切り抜け、緩やかな成長への足場を取り戻す」とフロリダ州サラソタでの講演で述べた。発言内容は講演原稿に基づく。

  メスター総裁は自身の経済見通しに変更がないことを前提に、米連邦公開市場委員会(FOMC)は金融緩和のレベルを「時間をかけて徐々に解除する」軌道を維持するべきだと発言。3月15-16日の次回会合で利上げを支持するかどうかは言明しなかった。メスター総裁は今年のFOMCで投票権を持つ。

  雇用創出ペースが今年減速しても「驚かない」と述べたが、失業率低下が続き「賃金上昇の加速が広がる」のに十分な強いペースは維持するとの見通しを示した。

  インフレについては、FOMCが目指す2%の目標にいずれ戻るとの見通しをあらためて示した。

  さらに、「原油価格がいつまでも下げ続けることはできないし、ドルも永遠に上昇することは不可能だ」とメスター総裁。「いずれもいつかは、ある程度の安定を取り戻し、これまでにインフレに及ぼしてきた影響は薄れていく」と続けた。

原題:Mester Says U.S. Economy Can Work Through Current Soft Patch(抜粋)

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