NY連銀スタッフ:ミューチュアルファンドに解約殺到の弱点

  • 多額の資金引き揚げあれば投げ売り余儀なくされる恐れ
  • 米投資信託協会は過去の事例挙げて否定的見解を表明

米ニューヨーク連銀のスタッフは、ミューチュアルファンド業界について、多額の資金引き揚げの結果、流動性に乏しい資産の低価格での投げ売りを余儀なくされれば、解約殺到に見舞われる可能性があり、広範な金融システムに影響を及ぼしかねないとの見方を示した。

  ニコラ・セトレリ氏らスタッフ3人が同連銀のブログ「リバティ・ストリート・エコノミクス」に投稿した内容が18日に公表された。このような状況では、投資家がいち早く各自の資金を引き揚げようとするため、問題が広がる恐れがあるとしている。

  投稿には、サード・アベニュー・マネジメントへの言及はない。サード・アベニューは、損失と資金流出が膨らんでファイアセールなしでは換金請求に応じられなくなり、昨年12月に7億8850万ドル(現行レートで約890億円)規模の社債ファンドの清算に追い込まれ、高利回り債全般の値下がりを招いた。

  米投資信託協会(ICI)のシニアディレクター、ショーン・コリンズ氏は18日の電話インタビューで、投稿の内容は机上演習だと論評。2013年5、6月に「テーパータントラム」と呼ばれ、債券利回りが急上昇する現象が実際に生じた際には、ブログで想定されたような影響は「全くなかった」と語った。

原題:Federal Reserve Staffers Say Mutual Funds Vulnerable to Runs (2)(抜粋)

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