金市場の強気派に恩恵-マイナス金利の世界的広がりで

  • 金は今年、最高のパフォーマンスを示している投資先の一つ
  • 預金目減りなら実体価値のある通貨保有を選好:ファーバー氏

金市場の弱気派はここ数年間、利上げ見通しによる恩恵を受けてきた。今ではマイナス金利の広がりで強気派が台頭している。

  日本銀行は経済成長推進に向け1月にマイナス金利を導入。デンマークやユーロ圏、スウェーデン、スイスの中央銀行もマイナス金利を導入している。マイナス金利の広がりと経済成長鈍化を背景に金は今年、最高のパフォーマンスを示している投資先の一つとなっている。

  米金融当局がほぼ10年ぶりの利上げに備える中、金は昨年12月に5年ぶりの安値を付けており、最近の上昇は大きな変化だ。中国の景気減速で市場が混乱し、米金融当局が来年までに再度利上げを実施する可能性は低下している。マイナス金利の広がりも金など伝統的な価値の保存手段の魅力を高めている。

  ニュースレター「グルーム・ブーム・アンド・ドゥーム」の発行人であるマーク・ファーバー氏は電話インタビューで「銀行に100万ドル(約1億1300万円)預けると1年後に99万ドルしか受け取れなくなる。それなら実体価値のある通貨を保有したいと思うだろう。それは言い換えれば金だ」と指摘した。

  金価格は今年に入って15%上げ、他の商品やソブリン債、主要通貨、大半の株式指数を上回る上昇率を示している。

原題:Gold Bulls Feast as More Central Banks Drive Rates Below Zero(抜粋)

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