中国人民銀、金利引き下げ誘導で新たな措置-全面的な緩和策回避

中国人民銀行(中央銀行)は金利低下を誘導する新たな措置を講じた。金融機関の中期借り入れコストを引き下げる。

  事情を直接知る関係者によると、人民銀は市中銀行に対し、中期貸出制度(MLF)の6カ月物金利をこれまでの3%から2.85%に引き下げて資金供給することが可能だと伝えた。1年物については3.25%から3%に引き下げられるという。同関係者は計画が公表されていないことを理由に匿名で語った。

  こうした借り入れコスト低減は、政策金利である貸出・預金基準金利や大手行向け預金準備率の引き下げといった従来型手段とは別の緩和的措置となる。人民銀研究局の馬駿チーフエコノミストは先月の第一財経日報の記事で、預金準備率引き下げという手段を使い過ぎれば短期金利に過度に圧力がかかる恐れがあり、資本の流れと為替レートの安定化にはマイナスとなり得るとの見解を示していた。

  オックスフォード・エコノミクス(香港)のアジア担当チーフエコノミスト、ルイス・クイジス氏は「人民銀は人目を引く利下げをせずに、金融緩和の方法を探ろうとしている」と指摘した。

  人民銀にコメントを求めてファクスを送ったが、現時点で返答はない。
  
原題:China Said to Guide Rates Lower Without Broader Policy Cuts (1)(抜粋)

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