キャメロン英首相、EU首脳会議で合意目指す-英の離脱回避狙い

  • 首脳会議きょう開幕、条約修正や社会福祉の制限が争点に
  • 合意なら残留・離脱問う国民投票の6月実施宣言へ

キャメロン英首相はブリュッセルで18日から開かれる欧州連合(EU)首脳会議で、英国の加盟条件修正をめぐる数カ月にわたる協議を結実させ、英国民に提示できる合意を勝ち取りたい考えだ。これに成功すれば、首相は英国のEU残留・離脱を問う国民投票の6月実施を宣言し、残留に向けた4カ月キャンペーンを始動させることができる。

  昨年5月の再選以来、キャメロン首相は他のEU加盟国首脳全員と少なくとも2回ずつ1対1で会談し、他の加盟国27カ国中20カ国を訪問するなど積極外交を展開。EUとの関係について英国が懸念を抱く点について譲歩した案に、今回の首脳会議で全加盟国から合意を得ることを目標に取り組んできた。合意が確保できれば、キャメロン首相は6月23日の国民投票実施を宣言してEU離脱派が支持を集めるため運動できる期間を最短とすることができる。まず合意を得ることが先決だが、トゥスクEU大統領は17日遅く、合意に達する保証はないと警告した。首脳らを会議に招集する書簡で同大統領は「幾つかの政治的問題で意見の相違がある」と説明している。

  英国や欧州の当局者が匿名を条件に語ったところによれば、主な争点は3つで、1つ目はキャメロン首相が確保した譲歩案を反映させるためEU条約を修正するかどうか。2つ目は、ユーロを採用していない英国などの国がユーロ圏諸国が下した決定について懸念を表明できるようにする具体的な方法。3つ目はEU諸国からの移民への社会福祉を制限しようとする英国の取り組みで、こうした移民の大半の出身地である東欧諸国は、他のEU諸国が同様の制限を導入する可能性を懸念している。
  
原題:Brussels-Bound Cameron Aims to Seal Months of Talks With EU Deal(抜粋)

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