ECBマイナス金利さらに進めば銀行利益10%押し下げも-モルガンS

  • 預金金利引き下げを伴わない購入プログラム拡大が最善のシナリオ
  • 預金金利引き下げる場合比較的規模の小さい銀行への適用見合わせも

欧州中央銀行(ECB)がマイナス圏にある中銀預金金利をさらに引き下げた場合、ユーロ圏の銀行の利益を最大10%押し下げる一方、ユーロ相場への影響はほとんどないだろうと米投資銀行モルガン・スタンレーが予想した。

  モルガン・スタンレーのロンドン在勤のアナリストらは17日に電子メールで配布したリポートで、ユーロ圏の貸し出しをめぐる状況が「さらに脆弱(ぜいじゃく)」になることで、与信の費用を請求することが一層難しくなると分析。10-20ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)よりも大幅な中銀預金金利の引き下げが行われれば、「利益に及ぼす影響は飛躍的に大きくなるだろう」と予測した。

  アナリストらは、銀行にとって「最善のシナリオは中銀預金金利の引き下げが行われず、ECBの資産購入プログラムが拡大されることだろう」と指摘。ECBが預金金利をさらに引き下げる場合、ストレスの発生を考慮し、リテール(小口金融)業務を行う比較的規模の小さい銀行への適用を見合わせる可能性があるとの見方を示した。

原題:Negative Rates to Cut European Bank Profits, Morgan Stanley Says(抜粋)

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