ブラジル株:上昇、S&P格下げでも商品相場高を好感-レアルも高い

  • 原材料相場が値上がり-中国が景気支援策を強化
  • S&Pがブラジルを投資適格級を2段階下回る水準に格下げ

17日のブラジル株式市場で指標のボベスパ指数が上昇したほか、通貨レアルも上げた。米スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)がブラジルを格下げしたにもかかわらず、商品相場の値上がりで新興市場資産への投資意欲が高まった。

  ボベスパ指数は6週間ぶりの高値に上昇し、レアルは主要通貨で2番目の上げ。中国が一段の景気減速を防ぐための措置を加速させると伝えられ、原材料相場が上昇したことが好感された。S&Pがブラジルの債務格付けを投資適格級を2段階下回る水準に引き下げた後、ブラジル株とレアルは一時上げ幅を縮小する場面もあった。S&Pは同国の財政・政治的な課題を格下げの理由に挙げた。

  投資管理会社ARXインベスチメントス(リオデジャネイロ)のチーフエコノミスト、ソランジェ・スロウル氏は「発表直後に市場の反応が若干みられたが、ブラジルの格付けはすでにジャンク(投資不適格)級であるため、結局のところ事態は何も変わらないことに市場は気がつき、基本的に落ち着いていた」と指摘。17日は「新興市場全体にとって良い日であり、レアルとブラジル株もその流れを引き継いだ」と述べた。

  ボベスパ指数は前日比1.7%高の41630.82で終了。ブラジル石油公社(ペトロブラス)が上げを主導した。銀行のイタウ・ウニバンコ・ホールディングは続伸。レアルは1.9%高の1ドル=3.9902レアル。

原題:Brazil Real, Stocks Shrug Off S&P Cut to Rally With Commodities(抜粋)

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