米国株:3日続伸、大幅安銘柄の戻しが続く-原油高も支援

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  • 3日続伸は2016年で初めて
  • 年初来の下げがきつい銀行株や小売株が引き続き回復

17日の米株式相場は3日続伸。ダウ工業株30種平均の上げ幅は250ドルを超えた。今年に入って最も下げのきつい銘柄が引き続き回復したことに加え、原油高を背景にエネルギー株も上昇した。

  シェブロンは4.1%上昇し、1カ月ぶり高値。オンライン旅行代理店最大手のプライスライン・グループが11%高となり、小売株指数を押し上げた。同社の四半期利益は予想を上回った。フリーポート・マクモランは12%高。カール・アイカーン氏が運用するファンド、アイカーン・アソシエーツがフリーポートの株式保有を増やしたことが明らかになった。シティグループやバンク・オブ・アメリカ(BOA)も高い。この3日間の銀行株指数の上げは過去5年余りで最大となった。

  S&P500種株価指数は前日比1.7%高の1926.82で終了。2週間ぶり高値となった。3日続伸は今年初めて。ダウ工業株30種平均は257.42ドル(1.6%)高の16453.83ドルで終えた。ナスダック総合指数は2.2%上昇。

  ルーミス・セイルズの運用担当者、デービッド・ソワビー氏は「完全な底を言い当てるのは不可能だとしても、底入れ過程にあるとは言える。投資家が市場に戻り、買いを入れている根拠という点で、弱気なセンチメントは主な指標だ」と指摘。「これはどちらかと言えば、疲れ切ったセンチメントが典型的な底打ちの指標になるという動きだ」と述べた。

  S&P500種の年初からの滑り出しが過去最悪になった下げは、その半分近くが3日間で起こったように、反発局面も同じようなペースとなっている。この日は原油価格が5%超上げ、午後に公表された連邦公開市場委員会(FOMC、1月26-27日開催)議事録では当局者が経済について慎重な姿勢を示したことが明らかになった。1月の製造業生産指数は予想を上回った。

  S&P500種が11日に1年10カ月ぶりの安値で終えて以来、売りが行き過ぎたとの見方から、年初から最も売られている業種を中心に上昇している。銀行株指数は過去3営業日で9.7%上昇。2013年以来の安値水準から回復している。年初から16%下げていた小売株は3日間で7.3%上げた。

  この他にも売られていた自動車・自動車部品や半導体・半導体製造装置なども回復している。自動車関連銘柄ではデルファイ・オートモーティブの過去3日間の上げが12%を超えた。年初来では最大で34%下げる局面もあった。

  素材株ではフリーポートが11日以降で46%余り上昇。年初来の下げを埋めた。1月には年初来で39%下げる場面もあった。デュポンはこの日3%上げ、年初からの下げを9%に縮小した。

原題:U.S. Stocks Rally as Hardest-Hit Shares in 2016 Continue Rebound(抜粋)

(第2段落と第5段落以降を追加し、更新します.)
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