ブラジルの格付け、ジャンク級でさらに1段階下げ-S&P

  • 長期外貨建て債務格付けを「BB+」から「BB」に引き下げ
  • S&Pはブラジルの格付け見通しを「ネガティブ」に指定

米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)はブラジルの格付けをジャンク級(投機的水準)の領域でさらに1段階引き下げた。ブラジルの財政と政治の課題を理由に挙げた。

  17日の発表資料によると、S&Pはブラジルの長期外貨建て債務格付けを従来の「BB+」より1段階低い「BB」とし、見通しを「ネガティブ(弱含み)」とした。今回の格下げで投資適格級を2段階下回ったブラジルは、ボリビアやグアテマラと同等となる。

  ブラジルは1世紀余りで最悪のリセッション(景気後退)のさなかにある。資源価格の下落に加え、同国最大の貿易相手国である中国の景気減速で原油や鉄鉱石、大豆の輸出収入が落ち込んでいる。同国は記録的な財政赤字や政治混乱の中で昨年9月に投資適格級格付けを失ったことから、通貨レアルは過去1年間で30%近い大幅下落を演じ、世界の主要通貨で最低のパフォーマンスとなっている。

  S&Pは発表資料で、「ブラジルが直面する政治や経済の課題は依然としてかなり大きい」と指摘し、「調整プロセスはさらに長引く見込みであり、財政再建が遅れ、経済はあと1年は大幅に縮小する見通しだ」と説明した。

原題:Brazil’s Rating Cut Further Into Junk Territory by S&P (1)(抜粋)

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