アジア・太平洋株式サマリー:中国株が続伸、インドも上昇-香港下げる

アジア・オセアニア各株式市場の動きは以下の通り。

【中国・香港株式市況】
 
  17日の中国株式相場は続伸。上海総合指数が約3週間ぶりの高値となった。中国当局が景気の一段の減速を防ぐための対応を加速させたことが好感された。

  上海総合指数は前日比1.1%高の2867.34で終了。工業株やテクノロジー株が上昇をけん引した。1月の新規融資が過去最大となったことを受け、16日の同指数は3.3%高で引けていた。

  南シナ海の緊張が高まる中、防衛関連銘柄も買われた。中国がベトナムや台湾と領有権争いをしている西沙(パラセル)諸島に防空システムを配備した様子が衛星画像でうかがえると、米FOXニュースが報じた。CSI300指数は前日比0.9%上昇した。

  事情に詳しい関係者によれば、国家発展改革委員会(発改委)は地方政府が新たなインフラプロジェクトを賄うための資金拠出を増やす。国務院は市中銀行に課している不良債権引当金の最低基準引き下げを検討しており、これが融資拡大につながる可能性がある。

  華西証券の魏瑋アナリスト(上海在勤)は「融資急増で株式市場の流動性状況は非常に緩和的なため、相場反発の余地はなおいくらか残っている」とした上で、「極めて低いバリュエーション(株価評価)からのテクニカルリバウンドだ」と述べた。

  香港株式相場は反落。ハンセン中国企業株(H株)指数が1.2%安、ハンセン指数が1%下落で引けた。

(上海総合指数のグラフ:SHCOMP <Index> GP YTD)
(ハンセン指数のグラフ: HSI <INDEX> GPO)

【インド株式市況】

  17日のインド株式相場は上昇。ヘルスケア株を中心に、終盤の取引で上げた。通貨ルピーが過去最安値付近から反発したほか、欧州株の堅調も地合いをよくした。

  製薬のサン・ファーマシューティカル・インダストリーズとドクター・レディース・ラボラトリーズの上げが目立った。アダニ・ポーツ・アンド・スペシャル・エコノミック・ゾーンはこの3日での上げが過去7年で最大。世界最大の製油所を所有するリライアンス・インダストリーズは1週間ぶり高値となった。

  指標のS&P・BSEセンセックスは前日比0.8%高の23381.87で終了。一時の1.2%安から持ち直して引けた。ルピーは過去最安値まであと0.2%と迫った後に反発。新興市場が売りを浴びる中、海外勢による年初来のインド株売買動向は24億ドルの売り越しとなり、ルピーの過去1カ月のパフォーマンスはアジア通貨の中で最悪となっている。欧州株の指標であるストック欧州600指数は2%高、米株価指数先物もプラス圏で推移している。
   
(S&P・BSEセンセックスの動向: SENSEX <Index> GPO D)

【オーストラリア株式市況】

  S&P/ASX200指数は前日比0.6%安の4882.10。

(S&P/ASX200指数のグラフ: AS51 <INDEX> GP)

【韓国株式市況】

  韓国総合株価指数は前日比0.2%安の1883.94。

(韓国総合株価指数の日中価格グラフ: KOSPI <INDEX> GIP)

【台湾株式市況】

  加権指数は前日比2.18ポイント高の8214.25。

(台湾加権指数のグラフ: TWSE <INDEX> GP D)

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