ゴールドマン:原油生産水準維持する合意、価格支援にはつながらない

  • サウジとロシアの増産凍結合意、実現さえも不確実性高い
  • 減産は「自滅的」である可能性-米シェールオイル増産予想で

石油輸出国機構(OPEC)とOPEC非加盟産油国との15年ぶりの原油生産に関する合意は、価格回復にはつながらないとの見方を、米ゴールドマン・サックス・グループが示した。

  ジェフリー・カリー氏を含むアナリストらは17日、電子メールで送付した文書で、サウジアラビアとロシアとの増産凍結に関する合意について、「原油市場には提案されているような影響はほとんどなく、実現についてさえも引き続き不確実性が高い」と指摘。価格は在庫の増加が止まるまで、向こう数カ月間はあるレンジで推移すると予想され、価格は変動性の高い状態が続くとの見方をあらためて示した

  カリー氏は先週、ロシアの原油生産が過去最高水準にあり米シェール層での原油とガス生産が従来予想を上回るため、価格は下落が終了する前に1バレル=20ドルを割り込むとの見通しを示した。

  ゴールドマンは「合意は減産などの取り組みが達成されるかもしれないとの認識を生む可能生があるものの、価格は在庫の積み上がりが止まらなければ安定せず、底入れするには十分ではないと考えている」と説明。在庫の増加は今年下期(7-12月)に止まると予想している。また、カリー氏は16日、ブルームバーグテレビジョンで、価格が回復し始めればシェール企業は80日以内に生産を増やすと見込まれ、減産は自滅的である可能性があると述べた。

原題:Goldman Says Deal to Keep Oil Output at Record Won’t Help Prices(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE