悪い市場環境を歓迎-マネージドフューチャーズへの投資増える

  • 株式・商品値下がりの中で先物投信が値上がり
  • 「クライシスリターン」を確保するよう設計された投信だとの指摘も

株式から原油に至る市場が世界的に少なくとも2009年以降で最悪の年初スタートとなっている。09年は金融危機が終わった年だ。だが、資金運用者の一角はこうした悪環境を歓迎している。

  先物を対象とする投資信託、いわゆるマネージドフューチャーズ・ミューチュアルファンドの年初来リターンは今月11日までで平均プラス6.4%となっている。資産規模1億ドル(約114億円)以上の米ファンド22本のデータをブルームバーグが集計した。マネージドフューチャーズは資産クラス全般のトレンドを捉えるためコンピューターを活用。米モーニングスターのデータは投資家が1月にこの戦略に15億ドルを投じ、単月としては過去最大の投資額となったことを示している。

  マネージドフューチャーズは、世界的な株安や国債相場の上昇、商品値下がりや商品輸出国通貨の下落など一連の大きな相場変動の恩恵にあずかっている。ASGマネージドフューチャーズ・ストラテジー・ファンド(資産規模33億ドル)の運用担当者の1人、アレクサンダー・ヒーリー氏は、マネージドフューチャーズは株式相場の地合いが良い時に好成績を挙げることは可能だが、弱気相場時に最良の成績となる傾向があると指摘した。

  ヒーリー氏はマネージドフューチャーズは「厳しい市場環境でうまくやる潜在力を備えている。クライシス(危機)リターンを確保するよう設計されている」と述べた。同氏のファンドは、11日までの年初来リターンがプラス11%。

原題:Worst Year Since Crisis Is Great News for These Funds (Correct)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE