金見通し:シンガポールDBS、ゴールドマンの弱気予想と異なる見方

  • 金融市場のボラティリティは続く可能性:DBSジャラディ氏
  • ゴールドマン、3カ月以内に1オンス=1100ドルに下落を見込む

米国の利上げ見通しの後退と市場はさらに混乱する可能性のあることが金相場の支援材料になるとの見通しを、シンガポールの銀行DBSグループ・ホールディングスが示した。同行は昨年、金相場が上昇する前に金に対する投資判断を「オーバーウエート」とした。

  DBSのチーフインベストメントオフィスのシニア投資ストラテジスト、マニッシュ・ジャラディ氏は電子メールで「中国と世界の景気減速と原油安、金融緩和策の実効性に関する懐疑的な見方により、金融市場のボラティリティ(変動性)は継続し得る」と指摘。「それがリスク需要を抑制してドルを押し下げ、金相場を支援する可能性がある」と述べた。

  同氏は「米金融当局による利上げ見通しが急激に後退し、マイナス金利が広がっていることは『低金利の長期化』というテーマに再び重点が置かれていることを示唆している」と説明。「米国ではインフレ期待は安定しており、実質利回りの低下が金相場を下支えする可能性がある。そうは言っても、金は短期的には買われ過ぎのように見える」と述べた。

  一方、ゴールドマン・サックス・グループは、金相場が3カ月以内に1オンス=1100ドルに、1年以内に1000ドルに下落する可能性が高いと予想している。

原題:Gold Outlook Pits DBS’s Overweight Call Against Goldman’s Bears(抜粋)

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