米で社債発行が急回復、アップルやIBMが計230億ドル強の起債

アップルやIBM,トヨタ自動車など優良企業が16日、230億ドル(約2兆6300億円)余りの起債を行った。米社債発行は世界経済をめぐる懸念を背景に先週休止状態となっていたが、回復した。

  ブルームバーグのデータによると、16日の企業の起債は今年2番目の活況で、アップルは株主への資本還元策として、9本立てで120億ドル相当を起債。IBMは50億ドル、トヨタ・モーター・クレジットは2本建てで17億5000万ドル相当の発行に動いた。

  コロンビア・スレッドニードル・インベストメンツのマネーマネジャー、トーマス・W・マーフィー氏は「これはテストだ。市場は優良企業を先に行かせて成り行きを見守るだろう」と述べ、「市場はまだ全ての企業に開かれているわけではない」と分析した。

  今年の社債発行は2010年以降で最も低調な滑り出しで、クレジット市場は世界的な市場の混乱に巻き込まれ、債券スプレッドは2月11日に4年ぶりの水準に拡大した。16日に起債が増加したのは、中国株の3カ月ぶりの大幅高を受けて米国株が2営業日続伸したことが背景にある。また、15日にはハネウェル・インターナショナルがユーロ建てで今年最大となる40億ユーロ(約5090億円)の起債に踏み切った。

  米優良企業の社債の米国債に対する上乗せ利回り(スプレッド)は12年以来で最も拡大したが、バンク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチの指数によると、投資適格級の企業の借り入れコストは13年に記録した過去最低をまだ1ポイント程度しか上回っていない。コロンビアのマーフィー氏は「社債には確かに需要がある」と指摘した。

原題:Corporate Bond Sales Surge Above $23 Billion as Apple Sells Debt(抜粋)

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