欧州株:反落、スタンダードチャータード中心に銀行株が安い

  • ストックス600指数は上げを消す展開、鉱業株も下げる
  • サウジアラビアとロシアが原油生産量の維持で合意

16日の欧州株式相場は反落。一時の上げを消す展開となった。世界の景気見通しをめぐる懸念が再燃し、銀行株と鉱業株が売られた。

  銀行株は前日まで2日間の上げが2011年以降で最大となっていた。鉱業株は最近の上昇局面で11%上げていたが、この日はイタリアのテナリスとノルウェーのノルスク・ハイドロを中心に売られた。エネルギー銘柄も反落。サウジアラビアとロシアが生産量維持で合意したものの、原油相場が下げに転じたことが背景にある。

  指標のストックス欧州600指数は前日比0.4%安の320.37で終了。一時は0.8%上げる一方、1%安となる場面もあった。中央銀行による景気刺激策の効果をめぐる懸念が強まる中、経済データが予想を下回り始めているため、ボラティリティは過去2カ月間に高まっている。この日、西欧市場の主要株価指数の中では、ドイツのDAX指数とギリシャのアテネ総合指数の下げが目立った。
  
  バンクハウス・ランプ(デュッセルドルフ)のストラテジスト、ラルフ・ツィマーマン氏は「戦術的な反発となったが、大半のリスクは依然として下向きだ」とし、「中央銀行であれ石油輸出国機構(OPEC)であれ政策担当者が注目されている。全てが世界景気にどのように影響するかに行き着くためだ。原油生産を単に凍結するだけ以上のことが求められており、減産が必要だ」と語った。

  ドイツの欧州経済研究センター(ZEW)がこの日発表した2月の独景況感指数は2014年10月以来の低水準となったことを受け、ストックス600指数は下げ幅を拡大した。昨年4月に付けた過去最高値から23%下げており、指数の株価収益率(PER、予想収益ベース)は約14倍となった。4月時点では17倍だった。

  英銀スタンダードチャータードは5.3%下落。同行の投資判断をインベステックが「買い」から「ホールド」に引き下げた。スイスのUBSグループは0.9%、独コメルツ銀行は2.2%それぞれ値下がり。ギリシャのアルファ銀行は5.6%下落。

  英鉱業・資源会社アングロ・アメリカンは一時の下げを解消し、1.3%高で終了した。年末までに債務圧縮を進め、最大60億ドル相当の資産を売却する方針を示した。
  

原題:Europe Stocks Halt Rally as Standard Chartered Leads Banks Lower(抜粋)

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