欧州債:スペイン国債、3日ぶり下落-ドーハの原油協議が期待届かず

  • ドイツ国債も下落、景況感悪化にもかかわらず
  • スペイン国債の独債に対するスプレッドが拡大

16日の欧州債市場ではスペイン国債が3営業日ぶりに下落。サウジアラビアとロシアの原油生産をめぐる協議が世界的な原油過剰改善につながるとの期待を裏切り、世界的に高リスク資産が売られた。

  スペイン10年債のドイツ国債に対する利回り上乗せ幅(スプレッド)は1週間ぶりの小幅から拡大に転じた。欧州株が下げ、原油相場は一時の上げを消した。カタールのサダ・エネルギー・産業相は、サウジとロシアが生産量を1月の水準で維持する合意は、他国の追随が前提だと述べた。

  ドイツ10年債も値下がり。欧州経済研究センター(ZEW)がこの日発表した2月の独景況感指数は2014年10月以来の低水準となったものの、相場上昇につながらなかった。

  SEBのシニア金利ストラテジスト、マリウス・ダハイム氏(フランクフルト在勤)は「原油価格が今回の合意でいくらか安定化する可能性はあるものの、市場のセンチメントはまだリスクオフが優勢で、質への逃避を促す環境にある」と発言。「依然として多くのリスクがある。地政学的に関連したものだけでなく、中国や欧州の銀行セクターに関する問題もそうだ」と語った。

  ロンドン時間午後4時30分現在、スペイン10年債利回りは前日比6ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.76%。前日までの2営業日で8bp下げていた。同国債(表面利率2.15%、2025年10月償還)価格はこの日、0.53下げ103.465。独10年債とのスプレッドは150bpとなった。15日には140bpまで縮小していた。

  ドイツ10年債利回りは前日比2bp上昇し0.26%。4bp上げる場面もあった。

原題:Spanish Bonds Lead Euro-Area Drop as Qatar Oil Talks Fall Short(抜粋)

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