アジア・太平洋株式サマリー:中国株反発、香港も上昇-インドは反落

アジア・オセアニア各株式市場の動きは以下の通り。

【中国・香港株式市況】

  16日の中国株式相場は反発。上海総合指数が約3カ月ぶりの大幅上昇となった。同日発表された1月の新規人民元融資は過去最大だった。

  上海総合指数は前日比3.3%高の2836.57で終了。テクノロジー株や工業株が買われたほか、石油・ガス生産のペトロチャイナ(中国石油、601857 CH)も2%を超える上げとなった。1月の人民元建て新規融資は2兆5100億元(約44兆円)と、市場予想を上回った。

  中国紙、経済参考報は複数の関係者の話を基に、今年の経済成長が妥当な範囲となるのを確実にするため中国当局が包括策を発表する見通しだと報じた。

  凱基証券の陳浩アナリスト(上海在勤)は「与信拡大は流動性を増やす当局の取り組みと企業の資金調達増加が主因だ」と述べ、「1月の経済指標は良い内容に見えず、多くの企業が赤字や減益となった。デフォルト(債務不履行)を避けるため、当局は緩和策を拡充し、クレジットリスクの顕在化を基本的に先送りした」と解説した。

  香港市場ではハンセン中国企業株(H株)指数が続伸し前日比2.1%上昇。両日での上昇率は7%と、2営業日として昨年9月以来の大幅な値上がりとなった。ハンセン指数は前日比1.1%高で引けた。
 
(上海総合指数のグラフ:SHCOMP <Index> GP YTD)
(ハンセン指数のグラフ: HSI <INDEX> GPO)

【インド株式市況】

  16日のインド株式相場は反落。指標のS&P・BSEセンセックスは前日に約1年ぶりの大幅高となったものの、最悪期を過ぎたと投資家に確信させるには至らなかった。海外勢の売り越しも続いている。

  インドステイト銀行が構成銘柄の中で最もきつい値下がりとなった。4-6月期に不良債権が増える公算が大きく、利益に影響が出る可能性があるとアルンダティ・バタチャルヤ会長が明らかにした。エンジニアリングのラーセン・アンド・トゥブロも下落。前日は6年ぶり大幅上昇だった。タタ・モーターズは5.1%値下がり。世界最大の石炭会社、コール・インディアも下げた。前日は7%上げていた。

  センセックスは前日比1.5%安の23191.97で終了。0.6%高となる場面もあった。先週に2009年以来の大幅安となった後、15日に2.5%値上がりしていた。海外勢による15日のインド株売買動向は1億6500万ドルの売り越し。高リスクの新興市場資産を回避する動きから、年初来の売越額は23億ドルに上っている。
   
(S&P・BSEセンセックスの動向: SENSEX <Index> GPO D)

【オーストラリア株式市況】

  S&P/ASX200指数は前日比1.4%高の4910.04。

(S&P/ASX200指数のグラフ: AS51 <INDEX> GP)

【韓国株式市況】

  韓国総合株価指数は前日比1.4%高の1888.30。

(韓国総合株価指数の日中価格グラフ: KOSPI <INDEX> GIP)

【台湾株式市況】

  加権指数は前日比1.8%高の8212.07。

(台湾加権指数のグラフ: TWSE <INDEX> GP D)

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