不安定な原油価格、一段の値下がりは限定的とのサイン-ゴールドマン

  • 原油価格がさらに「大きく」下げる余地はあまりないとアナリスト
  • 市場は1バレル=20-40ドルで変動する「方向感のない」展開

原油価格が不安定な動きを示していることは、さらに大幅な値下がりはないとのサインだとゴールドマン・サックス・グループはみている。

  ジェフリー・カリー氏ら同社アナリストは15日付リポートで、足元の原油市場は1バレル=20-40ドルの間で値動きが大きくなっており、「方向感がない」と指摘した。急激な上昇の後に価格が10ドル台に押し戻される可能性もあるが、高い変動性が大方の予想であるため驚きとはならないだろうとの見方を示した。

  シカゴ・オプション取引所(CBOE)原油ボラティリティ指数が2009年以来の高水準となる一方で、取引所のデータで取引高の合計が過去最高に達し、米指標原油の建玉が増加。米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによれば、投機家による原油のロング(買い持ち)は8カ月ぶり高水準だが、ショート(売り持ち)は少なくとも06年以降で最高に近い。

  ゴールドマンのアナリストらはリポートで「マクロ市場がこうしたボラティリティを見極める公算が大きいことを示唆している」とした上で、方向感のない市場は「原油値下がりに伴うマイナスの影響の大半が現時点で過ぎ去ったことを示唆するものだ。原油がさらに大きく値下がりしないことは明らかだ」と分析した。

原題:Goldman Says Volatile Oil a Sign of Price Declines Being Limited(抜粋)

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